緑内障 目薬 市販

緑内障と診断されました。カフェインはダメなんですか?

カフェインは緑内障に良くない!と何かと悪者にされてしまうコーヒーなどの嗜好品ですが、本当のところはどうなんでしょうか?

緑内障は眼圧が高くなる病気ですので、投薬などで眼圧を下げる対症療法が行われます。カフェインは、摂取後2時間ほどで、約2mmHgほど眼圧が上がるとされていますので、厳密には避けたほうが良いということになるでしょう。

しかしながらお茶やコーヒーを全く飲めないとなると、日常生活にかなり不便をきたしますね。どのくらいなら飲んでも大丈夫なのでしょうか。少しならいいのでしょうか?

緑内障患者のカフェイン摂取の目安は、一日約300mg前後とされています。私はコーヒーが大好きなので、コーヒーで換算してみると、一日5杯が限度ということになります。ですから、1杯や2杯のコーヒーなら、神経質に避ける必要はないといえますね。

何かと議論の的になるコーヒーやカフェインですが、適度であれば気分転換にもなるし、何より団欒や楽しい会話には欠かせないものです。緑内障に限らず、過剰に摂るのは良くはないので、常識の範囲内で、楽しむようにすればいいと思います。

ちなみにコーヒー以外ではどうでしょうか。紅茶ならざっと10杯くらいが限界で、それ以外の緑茶やほうじ茶などは、もう気にする含有量ではないと思います。麦茶にはカフェインは含まれていません。ただ、暑い時期に一気に水分を摂ると、眼圧が上がることがあるので暴飲はやめておいたほうがいいでしょう。

ハードコンタクトを使用する人に多い正常眼圧緑内障

まず緑内障とコンタクトレンズの因果関係はあるのでしょうか。コンタクトレンズの使用が原因で緑内障が発症することはないと言えます。ただし、近視が緑内障のリスク因子になりますので、たまたまコンタクトレンズを装着する人が、緑内障を発症する割合が有意味に高いケースもあるかもしれません。

緑内障と診断されたらコンタクトレンズの使用はやめましょう。コンタクトレンズの使用によって眼圧が上昇することがあるので、医師から使用をやめるようにアドバイスされるのが普通です。

コンタクトレンズにはソフトレンズとハードレンズがあります。極度な近視の方の場合、ハードコンタクトレンズを使うケースが多いので、もともと緑内障を発症しやすい因子をお持ちの方が多いのだと思われます。ハードコンタクトを使用している方は、定期的に眼底検査や視野検査などを積極的に受けることをおすすめします。

コンタクトレンズを購入する際は、医師の診断を受けることが望ましいのですが、法律上必ず診察が必要ではないようです。ですから、眼がねを作るのと同様に簡単な視力検査のみで購入できますし、インターネットで購入することもできます。医師の診断を受ければ、緑内障であることを告げてアドバイスを得ることもできますが、そうでなければ自己責任ということになりますね。

ちなみに、私は近視ですがコンタクトレンズは使っていません。近くのコンタクトレンズを取り扱う店に電話で、緑内障だけどハードコンタクトレンズは問題ないですか?と聞いてみたところ、ほぼ全ての店舗で「問題ないです。」という回答でした。1件だけは、医師の診察を受けてからにしてくださいといわれましたが。

もしあなたが緑内障と診断されていれば、かかりつけの医師に必ずコンタクトレンズのことを聞いておきましょう。絶対ダメではないかもしれませんが、注意深く使用するポイントも教えてもらえるかもしれません。

飛行機に乗ると視野の異常が増悪するの?

緑内障と診断されたら飛行機に乗るのは良くないのでしょうか?飛行機は高い上空を飛行するので、気圧が地上に比べて高い印象がありますね。気圧が高ければ、当然それに反応して内臓や眼内圧も上昇しますので、緑内障患者さんにとっては悪い影響があるかもしれません。

しかし、飛行機内は通常気圧に比べて、むしろ低いのです。気圧は高度が高くなるにつれて低くなります。高山病を想像してみてください。高い山の登ると体調が悪くなります。これは、気圧が下がることによって空気も同時に薄くなるために起こる現象なのです。

飛行機は通常、上空13,000メートル以上を飛びますので、かなり外気の気圧は低いわけです。それでも飛行機の機内をたとえば地上と同じくらいの気圧に保つと、機体にかかる圧力がとても大きくなってしまいます。ですから、機体を頑丈にする必要もあり、同時に重さによって燃料の消費も大きくなってしまいます。ですので、飛行機の機内の気圧は、地上よりも低く保たれているのです。

このことからわかるように、飛行機に乗っても緑内障が悪化したり、悪い影響を及ぼすことはないと言えます。ただ、飛行機が着陸に向けて下降する際には、徐々に気圧が上昇します。誰でも耳が詰まったり眼が痛くなったりという経験があると思います。ですが、それほど長い時間そういう状況にさらされるわけではないので、それほど心配には及ばないと思われます。

細かいことを気にしてストレスをためるよりも、普通の生活を充分楽しむほうがかえっていいと思います。

猫の緑内障、顔洗いで悪化するおそれが!

人間同様、ペットにも当然緑内障は発症します。犬と同様、猫も言葉で不調を訴えることはありませんので、飼い主が充分普段の行動や様子を観察しておくことが必要になります。

犬と違って猫の場合は、それほど人間に密接して生活しない個体も多く、家の中の高いところで静かに休んでいたり、また普通散歩に連れ出すこともないので、発見が遅れてしまう傾向が強いといえます。ですから、異常に気づいた時には、既に失明しているケースも多く見られます。失明してしまった場合は、予後のためにも眼球摘出などの措置が必要となりますので、できるだけそんな事体にならないように、早期に発見してあげたいものです。

人間と少し事情が違い、猫の場合は眼圧が上昇する場合が殆んどですので、急性の場合は強い痛みがあるため、頭部に触れられることを嫌がったりすることで気づくこともできます。また、眼圧の上昇により、眼が突出して見えたりする特徴的な症状があるので、見た目で判断することができます。

猫の場合は、自分の手でグルーミングをするので、その際にツメで眼球を傷つけたり雑菌が入ったりして、症状を悪化させてしまうこともありますし、強い痛みがある場合には、特に気になって自分で触ってしまうこともあるので、その場合には、エリザベスカラーなどをつけてあげることも必要になるでしょう。

最近特定の遺伝子が緑内障の発生に関わっていることが、犬でも発見されました。今後、どんどん遺伝子レベルでの病気の解明が進んでいくと思います。特に言葉を持たない猫や犬の、事前診断などが可能になれば、大切な家族の病気を未然に防いだり、あらかじめ手を打つことができるので、期待できますね。

一字違いだけど大違い!緑内障と白内障の違い

眼の病気といえばまず浮かぶのは、白内障ですね。では白内障と緑内障はどう違うのでしょうか。一字違いなので混同してしまう方が多いかもしれませんね。

緑内障も白内障同様、加齢によるものが多いことに変わりはありません。しかしながら緑内障のほうは、20歳代くらいからも発症例がありますので、一概に加齢による病気とはいえないでしょう。

白内障は水晶体といういわば、カメラで言うレンズにあたる部分が濁ることによって、視力が低下したり視界がぼやけて見えたりする病気です。緑内障と違って、視神経に問題があるわけではありませんので、まずは投薬によって進行を抑えることになります。ただ、治癒するわけではなく、あくまでも進行を抑えるだけなので、根本治療となると、やはり手術が必要となります。

白内障の場合は、濁った水晶体を取り出し人工的なレンズを入れる手術になります。これによりある程度元に戻るのですが、完全に視力が戻るわけではなく、後々眼がねの装着が必要となる場合もあります。

緑内障はどうでしょうか。まずは眼圧が高いというイメージの強い緑内障ですが、眼圧は正常の場合も多くあります。この場合は通常の検診などでは発見できない場合もありますので、注意が必要です。視野狭窄が起きていても、ついつい見逃してしまう場合もあります。

一方、眼圧が上昇して眼の痛みや吐き気などの急性症状が見られた場合は、緊急性が高いのですぐに診断を受けましょう。どちらにしても、それほど切迫していなければ、まずは投薬で様子を見ることになりますが、いずれにしてもそれで治癒するわけではなく、あくまでも進行を抑えるだけですので、定期的な診断は必須となります。

若い人が視野の異常を感じたら

視野の欠損や見え方に異常を感じた時、そしてもしあなたが20歳代の若い人だった場合、緑内障かも?とはまず思わないと思います。ですが、若い人でも緑内障に罹る可能性は充分にあるんです。

しかもその割合が、最近はジワジワと増加する傾向にあります。パソコンのモニターや、スマートフォンやタブレットなどの発光を見続けることなど、眼を酷使することが多くなった現代、近視が多くなってきました。近視が強くなってくると、水晶体が厚くなり、房水の流れが悪くなったり詰まったりして眼圧が上昇し、緑内障を発症してしまうからです。

若い世代ですと、特に少しくらいの視野欠損に気づいたとしても、深刻にとらえて診断を受けたりしないケースも多い上、30歳以下ですと、社内で義務づけられている検診でも、おそらく眼底検査までは行わないので、結局発見が遅れてしまったりするわけです。

眼を酷使する現代人には、眼精疲労も多くなります。眼精疲労が直接、視野欠損や緑内障に結びつくわけではありませんが、それが近視を招き、近視が緑内障の引き金になるのです。そういうわけで、昔に比べて今の若い世代の人は、眼圧が高い傾向にあるとも言われています。

緑内障は何より早期発見が大切な疾患です。もちろん視野欠損だから緑内障ではない場合もありますが、どちらにせよ、早く見つけて早く措置することで速やかに治療することができるのですから、自己判断せずに診察を受けるようにしましょう。

眼の成人病といわれる緑内障の低年齢化

緑内障は「眼の成人病」といわれます。成人病ですから、好発年齢は当然40歳代以降くらいの中年期になります。

日本では現在、緑内障患者は300万人ほどと言われていますが、医療機関に罹らない人も同数、あるいはそれ以上に存在すると思われていますので、正確な罹患者数は把握できていません。

何故、中年期以降に好発するのかというと、加齢に応じて眼圧が上昇することによって引き起こされるとされているからです。しかしながら、最近は緑内障の発症年齢がどんどん若年化している傾向にあります。これは、通常の加齢による発症とは少し違った要因も関与していると思われます。

昔に比べて、パソコンのモニターを長時間見ていたり、しかも暗い中で強い光のモニターを凝視し続けることによって、慢性的な眼精疲労が起こり、引き続き強度な近視を招きます。

強度な近視は緑内障の大きな原因の一つでもあります。それ以外にも、都市部を中心にアレルギー性の結膜炎などで使われるステロイドなども、発症の因子といわれています。

若い世代は、健康診断などで緑内障を想定した検査を行うことがなく、眼圧が必ずしも上昇しないケースも多いために、早期発見の機会を逃してしまうケースも多いと思われます。また、20歳代、30歳代で緑内障に罹るはずがないという思い込みから、多少の症状があっても、診察を受けずに放置する場合もあるので、若年層の緑内障は注意が必要です。

とにかく何か普段と違った症状があれば、迷わず診察を受けることをお勧めします。眼科が専門でなくても、何かと相談に行きやすいホームドクターを、若い人も持っておいたほうがいいかもしれませんね。

早期発見しにくい犬の緑内障

犬にも緑内障があるんですよ。人間にある病気の多くは、ペットである犬や猫にも存在します。

特に近年、ドッグフードや動物医療の進歩、それに加えて犬の飼い方に対する意識の変化や環境によって、犬の寿命が格段に延びてきました。

寿命が延びると当然、癌や心臓病などの成人病以外に、緑内障など加齢が原因の病気が多くなります。多くなったというよりも、以前は犬が緑内障を発症するまでに、寿命が終わってしまっていたという方が正確かもしれません。

それともうひとつは、人間の病院と違って、動物病院はふつう専門によって分類されているわけではありませんので、たまたま眼科に強い獣医師がいれば別ですが、そうでない場合は見過ごされてきたか、十分な確定診断を受ける機会や施設がないケースも多かったと思われます。

犬は人間のように自分の症状を伝える術がありません。ですから飼い主がいつも注意深く犬の様子を観察している必要があります。

急に臆病になったり歩き方がおかしい、ぶつかるようになったなどに気づいたら、音を立てずに、犬の視界の中でモノを動かして見ましょう。それを眼で追わなくなったら、視力が落ちているか失明しているという判断ができます。

犬が失明する最も多い原因は、白内障といわれています。白内障も早期に発見して手術を受けなければ、予後はよくないと言われています。

白内障ほど多くはないでしょうが、緑内障も加齢によって、10歳前後から見られるようになります。急性の場合は経過が早いので特に注意が必要です。眼に充血があったり、目を痛がったり、あるいは眼を閉じた状態で異常な隆起が見られたら緑内障を疑います。これも白内障同様、早期に手術を受けないと失明します。そして、疼痛を避けるために眼球摘出の措置をとることになります。

視野の異常があれば日常生活でこんな事に気をつけよう

まず、視野の異常を感じたら、自己診断したり放置せずに、必ず専門医の診断を受けるようにします。そして緑内障と診断されたら。

緑内障は完治を目指すというよりも、上手にコントロールしながら薬を飲んで、一生付き合っていく病気です。しかしながら、糖尿病や腎臓病などの内臓疾患に比べると、食事制限なども必要ないですし、それほど日常生活に不便を感じることはないと思われます。

それでも、やはり悪化をさせたくないですから、日常生活でしてはいけないことなどは知っておきたいですね。

時々、風邪薬や抗アレルギー薬などの市販薬の注意書きに、「緑内障の方は医師に相談してください。」などと書かれていることがあります。これは、比較的いろんな薬に使われている、抗コリン系の薬が眼圧を上昇させるという事実に基づいています。

緑内障は眼圧の上昇が主な症状になりますので禁忌とされるわけです。ですが、すべての緑内障にそれが適応されるわけではないのです。一部の、閉塞隅角緑内障などと言われる、眼圧の上昇が見られるタイプの場合だけです。そして、このタイプは全体の12%ほどに過ぎないのです。

ですから、まず自分の緑内障がどのタイプなのかを理解しておきましょう。そして他の病気で薬を処方してもらう場合には、医師や薬剤師に自分の緑内障のタイプを伝えておけば、不必要に薬を制限されることはなくなります。本当は服薬しても大丈夫だったのに、緑内障だからと避けていたために、他の症状に苦しんだり我慢したりすることになると、別の悪影響が出てきかねませんね。

それ以外には、適度な運動は眼圧を下げる効果があるといわれています。また、肥満は眼圧を上げる要因になるともいわれています。食事に制限はないのですが、緑内障に限らず一般的な成人病にも通じることですが、バランスの良い食事と適度な運動、規則正しい生活に気をつければ充分だと思います。

極度の近視がまねく視野狭窄

原因がはっきり解明されていない緑内障ですが、極度の近視が引き金になるということがわかってきています。

緑内障というと、眼圧が上がって眼球が隆起し視神経が壊れてと想像しがちですが、そうでないものがあります。正常眼圧緑内障がそれです。眼圧に異常がみられませんので、通常の会社の検診などで発見されない場合も多いのです。そして、この正常眼圧緑内障がほとんどを占めています。このため、最近の検診では眼圧の検査だけではなく、眼底検査も組み込まれることが多くなってきました。

強度の近視が招く緑内障が、この正常眼圧緑内障なのです。これはどんなメカニズムで起こってくるのでしょうか。眼圧が高いといってもそれはあくまでも平均値の話です。高い眼圧でも異常をきたさない人もいれば、通常程度の眼圧でも、視神経に影響を受ける人がいます。そして、近視が強い場合、網膜が薄くなり小さな刺激や圧力で破壊されやすくなるわけです。

通常の視力の人に比べて、近視の人、極度な近視の人は緑内障の発症が2~3倍にのぼるとされるデータもあります。ですから、近視の人は、充分コントロールしておく必要があります。近視を矯正するのはもちろんですが、目の疲れなどにも普段から注意しておきましょう。そして、通常片目の視野欠損があっても、反対の目でカバーするので気づきにくい病気です。近視の人は定期健診を心がけたいものです。

また近視を治すことはできなくても、悪化させないようにすることも大切です。普段からパソコンを見続けるのではなく、たまに目をつむって休ませるなど、生活の上でも心がけるようにしましょう。